<当記事は2020年03月11日にSKメルマガで配信されたコンテンツの一部になります。>
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そーせいグループは2020年2月17日に2019年12月期決算説明会の動画を公開しました。
同動画では自信に溢れた田村社長とクリスCFOが大変印象的でした。
経営陣の表情や仕草を読み解くことは投資判断の基準として十分に有効であり、この二人の表情からもそーせいグループの事業は計画通りに事が進んでいると感じられます。
肝心の実績はと言うと、2019年度の経営目標は全て達成した形となりました。2019年1月1日より復帰されたそーせいグループ創立者でもある田村社長の手腕が見事に発揮されました。
<業績ハイライト(抜粋)>
1.2019年度の業績は大幅に改善 – 戦略の着実な実行の成果
2.大幅な売上収益の増加及び厳格なコスト管理により、現金収入は2,802百万円(25.7百万ドル)
3.当期利益は1,432百万円 (13.1百万ドル)となり、目標としていた通期での黒字を達成
4.タームローンを完済。みずほ銀行と50億円(45百万ドル)の新規コミットメントライン契約(現時点の借入残高なし)を締結し、将来の財務上の柔軟性を確保
5.当社グループは2020年も引き続き収益性を追求
業績ハイライトで私が注目した項目は「4.タームローンを完済。みずほ銀行と50億円(45百万ドル)の新規コミットメントライン契約(現時点の借入残高なし)を締結し、将来の財務上の柔軟性を確保」です。
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創薬ベンチャーは銀行からの融資を得ることが最も難しい業種に属しています。自社・提携問わず上市した薬剤による売上があったとしても、創薬ベンチャーの開発コストがそれを大きく上回る場合がほとんどであるため、銀行からの十分な融資を受けることは現実的ではありません。
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そして今回、そーせいグループはみずほ銀行との間で50億円の新規コミットメントライン契約(現時点の借入残高なし)を締結しました。
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そして、その契約をみずほ銀行がそーせいグループとの間で結んだということは、そーせいグループの将来に対して比較的楽観視しているが故です。
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最後に、田村社長をトップとする新生そーせいグループの1年目である2019年12月期は、評価を下すならば満点と言ったところでしょう。2020年12月期が非常に楽しみと感じる2019年12月期決算説明会でした。
<参考文献>
・シンジケートローンの契約内容(2018年12月期 有価証券報告書)
<調査銘柄>
4564:そーせいグループ
住所:東京都千代田区麹町2-1 PMO半蔵門11F
電話番号:03-5210-3290
HP:https://soseiheptares.com
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