<投資家Q&A-072-1>メディシノバ『2021年度の上場維持の確実性』

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<当記事は2020年07月08日にSKメルマガで配信されたコンテンツです。>

<当記事はSKブログへの転載ルール「同内容がメールマガジンで配信された日にちから10日以降」に基づき掲載されます。>

 

これまで、SKメルマガご購読の皆様からEメールにて沢山のご質問を頂戴致しました。

重複するご質問に対してはメルマガコンテンツとして詳細な情報を元に纏め上げ、ご購読の皆様へ配信してまいりました。

対して、個別への回答に関しては短文かつ簡潔に回答をさせて頂いております。

そしてこの度、一定数以上のご質問が集まったため、同内容をSKメルマガご購読の皆様と共有したいと存じます。

なお、ご質問の内容に関しては一部修正が施されている箇所もございます。

 

<質問:2020年6月21日>

2020/6/18の社長メッセージで以下の事を述べられております。

「東京証券取引所の上場を維持するための審査に向けた手続きについてご説明します。現在、東京証券取引所の審査に必要な書類作成などを行っております。上場廃止猶予期間が2020/12/31まで延長されましたので、上場維持審査をクリアすべく必要準備を進め~~~」

また、2020/3/8のメルマガに〈JASDAQ上場廃止猶予期間の延長〉に関して以下の記載があります。

「猶予期間(2020/12/31まで)に該当する最終年度2020年12月期において、通期決算の営業利益または営業キャッシュフローを正にすることが出来れば、2021年12月期から5年間は確実に上場が維持されます。

さらに、2021年12月期において通期決算の営業利益または営業キャッシュフローが負であった場合でも、JASDAQ上場審査基準をクリアしてさえいれば上場が維持されます。」

上述から今後上場維持するためには、2020/12/31迄に営業利益または営業キャッシュフローを正にするため、何らか導出等が2020/12/31迄にあるのでしょうか?

また、メディシノバ社長が言っている(審査に必要な書類作成)とは、2020/12/31以降の上場維持のために必要な書類でしょうか?

この辺りがはっきりしませんので、ご教示して頂けたら幸いです。

 

<回答>

2021年度の上場維持に関してご質問を頂戴しました。

メディシノバの上場維持に対するプランは二つあります。

一つ目のプランがご理解の通り、2020年12月31日迄に営業利益または営業キャッシュフローを正にすることです。

このプラン達成へのアプローチは導出が絡んでくることは間違いありません。

二つ目のプランが上場維持新基準に基づく東京証券取引所による承認を得ることです。

そして、ご質問文中の「審査に必要な書類作成」は同承認を得るために東京証券取引所へと提出する書類を指します。

また同書類の内容は「企業の存続性」を証明するものが中心となります。

これはJASDAQ 上場廃止に対する猶予期間の延長の審査基準として、JASDAQ上場審査基準を設けていることが理由です。

JASDAQは現在、JASDAQスタンダードとJASDAQグロースに区分され、それぞれ上場審査基準として主要な項目があります。

そして、スタンダードは企業の存続性を、グロースは企業の成長可能性を問われています。

メディシノバはJASDAQスタンダードに所属しているため、企業の存続性が猶予期間延長の審査基準として問われます。

現在メディシノバは少なくとも2年以上の資金を確保している状況です(国際会計基準ではストックオプションも費用化しているため、キャッシュ面では更に余裕のある状況)。

以上より、2021年度の上場は維持されることが見込まれています。

 

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