<投資家Q&A-085-3>メディシノバ『ARDS治験の遅延』

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<当記事は2020年10月2日にSKメルマガで配信されたコンテンツです。>

<当記事はSKブログへの転載ルール「同内容がメールマガジンで配信された日にちから10日以降」に基づき掲載されます。>

 

これまで、SKメルマガご購読の皆様からEメールにて沢山のご質問を頂戴致しました。

重複するご質問に対してはメルマガコンテンツとして詳細な情報を元に纏め上げ、ご購読の皆様へ配信してまいりました。

対して、個別への回答に関しては短文かつ簡潔に回答をさせて頂いております。

そしてこの度、一定数以上のご質問が集まったため、同内容をSKメルマガご購読の皆様と共有したいと存じます。

なお、ご質問の内容に関しては一部修正が施されている箇所もございます。

 

<質問:2020年9月15日>

質問なのですが、ARDSの治験が遅れてる理由にどのようなことが考えられるのでしょうか?

①他の治験を進行中、優先順位が低い
②サイトカインストームが重症化の原因として認められていない
③コンパッショネートユースが実施されておりその結果待ち
④その他

お忙しいところ恐縮でございますが、ご教授ください。

 

<回答>

ARDS治験の遅れにつきましては、私の見解では「③コンパッショネートユースが実施されておりその結果待ち」と被りますが「③+④その他:既存のARDS治験を進めるつもりも、コンパッショネート・ユースを目的とする治験の優先、または同治験の影響を受けたプロトコル修正」と考えております。

レムデシビルが承認されている今、Covid-19感染者は同薬剤の投与が規定路線です。

その上で、同薬剤が効かなかった場合にMN-166の投与が行えるとなれば、そちらの治療手段を選択することが患者の思うところではないでしょうか。

また、この場合はMN-166単独投与治験よりも早いスピードで治験が進行すると予想されます。

単独投与治験では患者のエンロールをすることが進行の一番の障壁でしたが、レムデシビルが効かない患者は一定割合存在するため、安定したエンロールが実現されることでしょう。

 

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