<投資家Q&A-015>メディシノバ NASDAQ市場での急落について

2019年10月25日(米国)のNASDAQ市場におけるメディシノバ株の約13%にも及ぶ急落(図表1)について2名の方からご質問を頂きました。

・質問1(抜粋)
今回のナスの大暴落どのように感じておられますか?相当危ない状況でしょうか

・質問2(一部抜粋)
今回決算発表を受けてナスダック市場で株価がネガティブに反応していますが、どの要因によるものだと推察されていますか?

参照:https://www.nasdaq.com/market-activity/stocks/mnov
(図表1:2019年10月25日 NASDAQ市場 株価推移 作成:NASDAQ)

今回の急落に対する私の見解は、決算日(2019年10月25日)に導出や提携などインパクトのあるプレスリリースが発表されることを期待していた投資家の売り圧力が原因と見ています。

同じ理由による決算日前後で株価が上昇し急落することは中・小型株では珍しくありません。

特にメディシノバは長い間株価が低迷していたこともあり、RSIやサイコロジカルラインなどのテクニカル指標は総じて底値サインを出していました。

そのため、発表前の直近一週間において保有による決算発表前の株価下落リスクが低いと感じた投資家も多かったと思われます。

結果として、「株価下落リスクが低いことと10月25日にインパクトのあるプレスリリースが発表されることを期待した層がこの一週間に株価を押し上げ、同日に発表が無かったことで一部の投資家が利益確定の売りに動いた」ということが私の見解です。

また、前回の記事「<投資家Q&A-014>メディシノバ ATM(at the market)契約による資金調達について」ではATMによる資金調達について見解を述べました。

事実としてATMによる資金調達は増資と同義ですが、増資による相対的な株式価値の下落によるネガティブな側面よりも、売上が無いにも関わらず株式の引受先があるというポジティブな側面の方が創薬ベンチャーの企業価値に影響を与えます。

そのため、今回のNASDAQ市場でのメディシノバ株の急落は上記で述べたとおり、インパクトのあるプレスリリースが発表されなかったことに起因していると思います。

 

<調査銘柄の概要>
4875 : メディシノバ / MNOV : MediciNova
住所 : (日本支社)東京都港区西新橋1-11-5-5F / (本社)4275 Executive Square, Suite 300, La Jolla, California
電話番号 : 03-3519-5010 / 1-858-373-1500
HP : https://medicinova.jp / https://medicinova.com

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