<投資家Q&A-038>メディシノバ MN-166(イブジラスト)の導出および自社開発に関する見解

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メディシノバのMN-166(イブジラスト)の導出に関するご質問を頂きましたのでお答えします。

 

<質問(一部抜粋)>

1月20日現在においても166は、自社開発ではなく→導出・提携を想定されておられますでしょうか?

ジャスダック上場廃止懸念が回避できた事で→自社開発の線も捨てきれないのでは?といった予想もネット上で散見されます。

同じような質問で申し訳ありませんが、最新のご見解をお聞かせくださいますよう何卒宜しくお願い申し上げます。

 

<回答>

はい。2020年1月20日現在においてもMN-166の開発はメディシノバ自社ではなく、導出・提携により成されると考えています。

その理由はジャスダック上場の有無に関わらず、単純に予算面がネックになっているからです。

私の方で「ネット上で自社開発の線も捨てきれない」という情報は得てないため、その根拠は不明ですが、おそらく2015年にCelgene(セルジーン)に買収されたReceptos(レセプトス)の多発性硬化症治療薬に纏わる導出交渉と、その後の自社開発への方針変更や被買収と照らし合わせているかと思います。

しかし、メディシノバとReceptosの財務状況および市場環境が異なるため、開発プロセスの観点で同列に扱うことは不可能です(メディシノバとReceptosの財務状況の詳細については「メディシノバ 買収総額9000億円のReceptos(レセプトス)との比較 – 財務形態 –」を参照下さい)。

Receptosは自社開発に方針変更するにあたり、現金資産を約$280,000,000保有していました。

さらに、時価総額が当時約$4,000,000,000だったこともあり、その上限10%分の約$400,000,000を新株発行により調達しました。

結局、現金資産約$680,000,000を保有した状態で開発を進めていくことが出来た訳です。

反対にメディシノバですが、2019年9月末時点の現金資産は$62,872,907しか無く、時価総額も$305,579,000のため、上限10%の新株発行を行ったとしても$30,557,900しか調達出来ず、調達後現金資産は$93,430,807のみとなります。

この額ではFDA(米国食品医薬品局)がメディシノバに対して、治験費より割安な治療費でも総額$91,000,000(700人 × 治療費$65,000 / 年 × 2年)規模の進行型多発性硬化症治験を認めることはありえません。

よって、メディシノバが複数のパイプラインを構成するMN-166の進行型多発性硬化症を適応とするフェーズ3治験を自社で行う可能性は限りなく低いです。

 

<参考文献>
エンロール数(進行型多発性硬化症適応の臨床治験でのポジティブデータ)
治療費$65,000について(Roche sets disruptive price for new MS drug Ocrevus in US)

<調査銘柄の概要>
4875 : メディシノバ / MNOV : MediciNova
住所 : (日本支社)東京都港区西新橋1-11-5-5F / (本社)4275 Executive Square, Suite 300, La Jolla, California
電話番号 : 03-3519-5010 / 1-858-373-1500
HP : https://medicinova.jp / https://medicinova.com

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