ステムリム 再生医療と再生誘導医療 – Part.4 再生誘導医療の未来 –

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ステムリムが2020年1月14日に公表した「栄養障害型表皮水疱症を対象とした骨髄間葉系幹細胞動員医薬 KOI2(HMGB1 ペプチド)臨床試験(第 II 相医師主導治験)のデータ解析結果の速報について」の良好な結果を以て、ステムリムは体内の間葉系幹細胞量を増加させる手段を得たと認識します。

前回の記事「ステムリム 再生医療と再生誘導医療 – Part.3 細胞移植と細胞置換 –」において、「ステムリムはPJ1,2などのペプチドで体内の間葉系幹細胞量を増加させることで再生量の規模を拡大し、PJ3で間葉系幹細胞の働きの効率化(損傷または壊死部分への誘導)することで、再生の頻度を高めていこうと試みています(このことをステムリムは「再生誘導医療」と定義している)。」と述べました。

体内の分裂含む間葉系幹細胞の数は限られているため、PJ1,2はもとより、非臨床試験中のPJ3の開発もステムリムは進めていく必要があります。

再生誘導医療を支える2本柱の内、ステムリムは現在1本を手中に収めている状態です。

今後是非とも、もう1本の柱である「間葉系幹細胞の働きの効率化(損傷または壊死部分への誘導)」を可能にするPJ3の開発を成功させて欲しいと切に願っています。

反対に、PJ3の開発が遅れたり失敗した場合は再生誘導医療の先行きが暗くなってしまいます。

上記表皮水疱症のフェーズ2治験結果の公表物において、「KOI2投与終了後の最終観察時点(投与終了6か月後)においても、9例中7例が治療前値を下回る改善を示し、そのうち4例は50%以上の著明な改善」と記述されていましたが、表皮再生にも関わらず、「治療前に比べて50%以上の改善」程度では間葉系幹細胞に再生誘導医療を実現するだけの能力があるのか疑問に感じるからです。

この意味することは、間葉系幹細胞量を増加させるだけでは人体の再生力を十分に高めているとは言えないということです。

よってPJ3の開発が再生誘導医療の先行きを占う上で非常に重要になります。

記事「<投資家Q&A-037>ステムリム パイプラインの成功可能性・再生誘導医薬の未来・PJ2 – PJ5の導出見込みについて」でも記述しましたが、「再生誘導医療」が「再生補助医療」と捉えられるか、それとも「再生医療」と捉えられるか、ステムリムの再生誘導医療を実現するという挑戦はまだ始まったばかりの段階です。

 

<調査銘柄の概要>
4599 : ステムリム
住所 : 大阪府茨木市彩都あさぎ7丁目7-15 彩都バイオインキュベータ3階
電話番号 : 072-648-7152(非通知発信は接続不可)
HP : https://stemrim.com/

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