メディシノバ 2019年12⽉期決算説明会の総括(前編:経営陣とALS治験について)

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2020年2月20日、メディシノバは2019年12⽉期決算説明会の動画を公開しました。メディシノバ経営陣の生の声が聞ける機会のため、毎年注目度の高いイベントとなっています。

本記事では同説明会に対する私の印象を踏まえた上で総括をしたいと思います。また、読者の方からの本件に関するお問い合わせが非常に多いため、一部構成であったものを二部構成(場合によっては三部構成)にし、可能な限り早く公開したいと思います。

 

1.株主と経営陣の感覚のズレ

同説明会で最も印象に残ったことは、経営陣が株主が最も欲しているMN-166の導出に関する内容に対して0点の説明をしたことです。今年始めて「開いた口が塞がらない」状態となり、株主軽視と言われて然るべき対応となってしまいました。

今のメディシノバには株主とのコミュニケーションを取れる人材がおらず、元副社長の岡島様が抜けた影響が諸に出た形です。

メディシノバは日本での上場を今後も続けていく予定のため、経営陣は早急に東京事務所の再建に着手する必要があります。

 

2.MN-166(イブジラスト)のALSフェーズ2b/3治験の開始

待ちに待ったMN-166(イブジラスト)のALSフェーズ2b/3治験が開始されました。MN-166の導出交渉に多分に影響を持つ同治験の開始には一定以上の意義があります。

導出先はMN-166のALSパイプラインに対しては製品化した場合にのみ販売ライセンスが付与され、欧州地域においての販売代理店としての役割を担うことになるでしょう。

そしてこのことは、「導出先がMN-166の進行形多発性硬化症パイプラインのみをターゲットとしている」という見解を強めることになります。

DCM(変性性頸椎脊椎症)もALSフェーズ2b/3治験と同様に自社開発が決定しているため、契約一時金の受領額を大・中・小と想定していた中では「小」に当たります。

メディシノバはグローバルな製薬会社を目指していると公言しており、今回のALSフェーズ2b/3治験の開始はそれを体現しています。

メディシノバは契約一時金よりも販売ライセンスによるロイヤリティフィーに重きを置く経営判断を取っています。この判断は保有資産に自信がある場合には非常に理にかなった戦略です。

 

<調査銘柄の概要>
4875 : メディシノバ / MNOV : MediciNova
住所 : (日本支社)東京都港区西新橋1-11-5-5F / (本社)4275 Executive Square, Suite 300, La Jolla, California
電話番号 : 03-3519-5010 / 1-858-373-1500
HP : https://medicinova.jp / https://medicinova.com

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