<当記事は2020年08月16日にSKメルマガで配信された号外コンテンツの一部です。>
今回のSKメルマガではMN-166とMN-001が現在承認を得ている全ての米国特許をパイプラインごとに解説します。
なお、特許承認を得たもののメディシノバの意向により特許放棄を行ったものは除外しています。
また、当メルマガ閲読の前に特許一覧表(添付資料の:patent.pdf)のご確認をお願い致します。
製品名であるMN-166とMN-001の一般化合物であるイブジラストとタイペルカストは、米国において物質特許切れの状態です。
それにより、メディシノバは両製品の開発や承認後の販売に対する製品保護のため、一般化合物の使用用途に関する用途特許を取得しています。
用途特許は物質特許に比べて特許の解釈の幅が広いため、城門を守る門番を物質特許とすると、堀周りを巡回する警備員が用途特許です。
物質特許切れの用途特許は門番がいない城のようなものなので、それ故に敵からの侵入を許しやすく、城である製品を守るために用途特許の数を増やしたり、特許の性質を多様にしたりと工夫が必要です。
こう聞くと用途特許の弱みばかりが目立ちますが、用途特許には強みもあります。
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