製薬・創薬業界『バイオ株投資の考え』

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<当記事は2020年07月09日にSKメルマガで配信されたコンテンツです。>

<当記事はSKブログへの転載ルール「同内容がメールマガジンで配信された日にちから10日以降」に基づき掲載されます。>

 

2020年7月6日発行の日本経済新聞「長期投資で資産1億円 勤務する製薬業界から優良株厳選 億超え兼業投資家の必勝戦略(2)」において、バイオ株投資(バイオベンチャー投資)の考えについて気になった点がありました。

 

・長期投資で資産1億円 勤務する製薬業界から優良株厳選

「10年前から保有している銘柄が中心ですから、大きくマイナスになるようなことはありませんでした。むしろコロナ問題をにらみバイオ株を買いました。過去にサンバイオ(4592)やアキュセラ・インク(現・窪田製薬ホールディングス)で痛い思いをし、バイオベンチャーは難しいと思っていたのですが、複数買っておけば1つは来るだろうと考えました」(抜粋:日本経済新聞)

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60932830Z20C20A6000000/?n_cid=NMAIL007_20200706_H

 

投資の考えは人それぞれですが、投資リスクを避けることは共通認識だと思います。

そして、バイオ株投資の最大のリスクがパイプラインの開発頓挫であることは言うまでもありません。

そのため、開発頓挫の可能性を尺度としたリスク評価をバイオ株投資では行う必要があります。

分かり易い例では開発フェーズごとの開発頓挫可能性です。

 

<開発頓挫可能性>
・フェーズⅠのパイプラインの場合:83.5%
・フェーズⅡのパイプラインの場合:74.1%
・フェーズⅢのパイプラインの場合:28.0%

<フェーズの開発頓挫可能性>
フェーズⅠ:36% フェーズⅡ:64% フェーズⅢ:25% 承認:4%

 

上記例の開発頓挫リスクを考慮した場合、主力となるパイプラインがフェーズⅠである場合は投資対象としてネガティブに捉える必要があります。

この他にも、疾患のメカニズムの解明や人体投与に対するデータ量など、リスク評価として用いられる指標は多岐に渡ります。

この様に、開発の進捗に合わせて株価が上下するバイオ株投資では、パイプラインごとの『リスク×成長(=将来売上高)可能性』の評価が重要であると考え、「複数買っておけば1つは来るだろう」といった期待値を企業単位で考える投資は行うべきではないと考えております。

 

・企業単位の投資の期待値
期待値 = a ×(1 + Σ(値上がり率)) – (A – a) ×(1 + Σ(値下がり率))

*A:投資対象の数 a:値上がった投資対象の数

 

余談ですが、開発フェーズも高く、開発対象疾患のメカニズムも十分に解明され、ドラックリポジショニングに起因する人体投与データの豊富さも兼ね備えたメディシノバは総合的な投資リスクが顕著に低く、さらに開発対象疾患の市場規模も大きいため、私の考えるバイオ株投資理論において最も魅力的な銘柄です。

 

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