<投資家Q&A-106-2>メディシノバ『米国における医薬品特許戦略について(その2)』

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<当記事は2021年1月24日にSKメルマガで配信されたコンテンツです。>

<当記事はSKブログへの転載ルール「同内容がメールマガジンで配信された日にちから10日以降」に基づき掲載されます。>

 

これまで、SKメルマガご購読の皆様からEメールにて沢山のご質問を頂戴致しました。

重複するご質問に対してはメルマガコンテンツとして詳細な情報を元に纏め上げ、ご購読の皆様へ配信してまいりました。

対して、個別への回答に関しては短文かつ簡潔に回答をさせて頂いております。

そしてこの度、一定数以上のご質問が集まったため、同内容をSKメルマガご購読の皆様と共有したいと存じます。

なお、ご質問の内容に関しては一部修正が施されている箇所もございます。

 

<質問:2021年1月13日>

昨年初めに(一昨年?)、学会で3テーマ発表するとIRしたのに、実際の発表の後は、2テーマのPDFドキュメントしか紹介がありませんでした。

どうも、紹介しなかった1件は、結果がよくなかったからだったようですが(実際に、確認して見ると、特にそれほど悲観的になることもない、と思いましたが)、一番やってはいけないことだと思います。

いいことも、悪いことも、事実を伝えるという姿勢を通してもらわないと、「いい」という発表も信用できなくなります。

ということで、今回も認可は本当?と、確認したのですが。前回は、3か月のほとんどぎりぎり終わるときに入金したようですが、一般的に、そんなにぎりぎりになって払うものでしょうか?

 

<回答>

学会は「米国神経学会 第 71 回年次総会(ペンシルベニア州 フィラデルフィア)におけるMN-166 の進行型多発性硬化症を適応とする SPRINT-MS フェーズ 2b 臨床治験の新たな解析結果発表のお知らせ」で開示された3件でお間違いないでしょうか?

・2019 年 3 月 25 日
https://medicinova.jp/wp/wp-content/uploads/2019/04/03252019.pdf

同ポスタープレゼンテーションの内、以下項目が中止になったと思います。

・Effect of Ibudilast on Neurofilament-light Chain in Progressive MS: Analysis from a Phase II Trial
(進行型多発性硬化症におけるニューロフィラメント軽鎖に対するイブジラストの効果:第 II 相試験からの分析)
演者:Dr. Robert Fox (Institute’s Mellen Center for Multiple Sclerosis at ClevelandClinic)
日時:2019 年 5 月 7 日(火曜日) 午前 11:00-午後 6:00(現地時間)

同内容は決算説明会資料や論文にも掲載され、統計的有意差が得られませんでした。

・Effect of Ibudilast on Neurofilament-light Chain in Progressive MS: Analysis from a Phase II Trial (P3.2-033)

https://n.neurology.org/content/92/15_Supplement/P3.2-033

ポスタープレゼンテーションの形式上、結果が得られなかった研究に関しては掲載メリットが少ないことや、既に論文にも掲載されている内容、さらにはメディシノバ以外にも複数の共同研究者が絡んでいるため、同プレゼンテーションを見送ったことは理解を示せます。

しかし、仰る通り中止報告とその理由は行ってほしかったというのが株主の声だとも思います。

また、特許料支払いについても企業側からすれば迅速に支払いを進めるべきとも思いますが、創薬業界の世界では「あまり必要でないかもしれない特許」であっても申請を行うことは往々にしてございます(故に、特許取り下げが行われることも多々ございます)。

ご指摘の特許がそれに該当しているかは分かりませんが、そういった場合には特許取得後に必要かどうかの再検討に時間を要します。

さらに、特許料の支払い方法に対しても特許保持期間を検討する必要もあります。

会社経営に必要な費用からみれば些細な金額にも移りますが、必要のない特許に対してお金を出し惜しむことは良いことだと思います。

対して、特許申請書の公開基準18ヶ月前などにNoAを受け取ったケースでは逆に特許開示を可能な限り遅くするため、支払いを期限ギリギリまで控えることもあります。

以上より特許戦略の幅により様々な手段が取られるため、ギリギリに支払いを完了するメリットやデメリットも考慮した上でメディシノバはそれを選択したのではないかと考えられます。

 

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