<投資家Q&A-004>メディシノバ Rocheとメディシノバの多発性硬化症に関する公表データについて

- Advertisements -

今回の投資家Q&AではRoche(ロシュ)とメディシノバが公表している多発性硬化症(MS)のデータについてご質問いただいたので回答いたします。

ご質問:ヤフー掲示板で、ロッシュとメディシノバが公開している多発性硬化症の情報が違っていると議論されているのですが、どちらが正しいのでしょうか?(抜粋) *参考添付ファイルあり

参考添付ファイルにより質問の意図が明確になりますが、著作権の観点で当ブログでは頂いた添付ファイルは非掲載とします。そのため、私の方でその要点を以下にまとめます。

 

<質問の意図>
再発を伴わない二次性進行型多発性硬化症(SPMS)患者の占める割合は10%(Roche)と少なくともその数倍(メディシノバ)と公表されている。この場合、どちらの公表データがより正しいのか。(図表1,2,3)

(図表1:MS公表資料 – Roche 参照先:AAN 2019 Congress)
(図表2:MS公表資料 – メディシノバ 参照先:2019年12月期 第2四半期 決算説明会)
(図表3:MS公表資料 – メディシノバ 参照先:MN-166の進行型MSを適応とする
フェーズ 3 臨床治験計画)

結論からお伝えすると今回の質問についてはどちらも正しいです。と言うのも、Rocheとメディシノバが公表しているデータの参照先が異なるからです。

Rocheは民間のSpherix社が公表しているデータを参照しています。反対にメディシノバは米国政府機関のNational Center for Biotechnology Information(NCBI)のデータを参照しています。




SpherixとNCBIのデータの特徴は前者がより柔軟で、後者がより明示的なことです。例えばSpherixでは再発寛解型多発性硬化症(RMS)を一般的な意味のRMSとゆっくり(もしくは急速)な進行が伴うRMSという形で区分しています。

そのため、ゆっくり(もしくは急速)な進行が伴うRMSをSPMSと解釈することも出来ます。再発の有無については明確な基準があるものの、医師の中でもその判断が分かれるようです。

PMSに関する詳細は過去の記事「メディシノバ 進行型多発性硬化症適応の既存薬品とMN-166(イブジラスト)の優位性」を参照して下さい。また、参考までにSpherixが公開しているMS患者の大区分データを図表4にて示します。

(図表4:Spherix社によるMS患者区分 作成:SKブログ)

最後にNCBIが公開しているデータを用いて、同一期間にMSと診断された患者の区分を0年目(診断時)、10年目、25年目、∞年目(収束)と時系列で示します。

(図表5:MS患者の区分(0年目) 作成:SKブログ)
(図表6:MS患者の区分(10年目) 作成:SKブログ)
(図表7:MS患者の区分(25年目) 作成:SKブログ)
(図表8:MS患者の区分(∞年目) 作成:SKブログ)

 

<調査銘柄の概要>
4875 : メディシノバ / MNOV : MediciNova
住所 : (日本支社)東京都港区西新橋1-11-5-5F / (本社)4275 Executive Square, Suite 300, La Jolla, California
電話番号 : 03-3519-5010 / 1-858-373-1500
HP : https://medicinova.jp / https://medicinova.com

- Advertisements -

Recent Comments

ADVERTISEMENT