<当記事は2020年04月22日にSKメルマガで配信されたコンテンツです。>
<当記事はSKブログへの転載ルール「同内容がメールマガジンで配信された日にちから10日以降」に基づき掲載されます。>
これまで、SKメルマガご購読の皆様からEメールにて沢山のご質問を頂戴致しました。
重複するご質問に対してはメルマガコンテンツとして詳細な情報を元に纏め上げ、ご購読の皆様へ配信してまいりました。
対して、個別への回答に関しては短文かつ簡潔に回答をさせて頂いております。
そしてこの度、一定数以上のご質問が集まったため、同内容をSKメルマガご購読の皆様と共有したいと存じます。
なお、ご質問の内容に関しては一部修正が施されている箇所もございます。
<質問:2020年4月9日>
新型コロナウイルス感染によるARDS治療薬の開発開始のビックニュースをありがとうございます。
今回の事項で、特許の関係はどうなるのでしょうか?
治験結果が良好としても、特許がなければなんの意味もありません。
<回答>
ご感想ならびにご質問誠にありがとうございます。
コロナウイルス起因のARDS治療に対するイブジラストの用途特許について、米国での特許権利者は現時点で存在しません。
そして、この特許を獲得しない限りメディシノバとしても安心することは出来ない状況ではありますが、十中八九メディシノバ(イエール大学との共同保有の可能性も大いに有る)がこの特許を獲得すると思われます。
これは医薬品における用途特許においては必要なデータと整合性が甚大であることが理由であり、米国においてメディシノバほどそのデータを所有している個人・団体は存在しません。
物質特許とはことなり、用途特許はその用途に対しての特許請求が非常に複雑です。
こういった理由により、特許はメディシノバ(+ イエール大学)が獲得すると思われます。
<質問:2020年4月11日>
この度メディシノバ社よりIRがあり期待を膨らませています。
万が一、新型コロナ薬が承認された場合の売上や株価はどれくらいを見込めるのでしょうか?また治験の期間はどれくらいを想定されますでしょうか?
<回答>
本件に関して、2020年4月19日にメルマガ配信コンテンツとして配信することを決定いたしましたので、内容の配信まで今しばらくお待ち頂きますようお願い申し上げます。
また、短期的な株価の推定はご容赦をお願いしております。
さらに治験期間に関しましては、コロナウイルス起因のARDSの治療薬として3つのパターン、1.ARDS軽度症状時における投与、2.ICU入院時(ARDS中・重度症状時)における投与、3.ICU退院時における投与、が考えられます。
イブジラストの性質上、1または3が考えれれ、1の場合であればコロナウイルスの発症から減衰し回復するまでのほとんどの期間で投与されれ、その期間は約二週間です。
3であれば想像以上に長期化し、5年程の経過観察が必要とされています。
よって、今回のARDSに対する治療薬開発はコロナウイルスに限定しているため、1または1〜2の間の患者を中心にエンロールし、その期間は約二週間と想定されます。
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