メディシノバ『PMSフェーズ3治験に関するご質問(岩城社長に対する投資価値)【投資家Q&A-124-2】

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※当記事は2021年5月27日にSKメルマガで配信されたコンテンツです。

 

<質問>

岩城社長は10年近く前から導出を目指す考えを示しながら、今だ実現せず、「薬ができた」「第4コーナーを回った」などの発言からも既に2年近くたっていますが、何も進展しているようには見えません。

MSに関しても自社開発はしないと何度も発言してきました。費用の観点からも導出しか進む道はないと思われるのに自社開発を、これから検討するとのことです。

この状態だと結果は出ない可能性も視野にいれなければならないのではないでしょうか?

岩城社長は今年72歳ですよね。多分、このペースだと社長の発言が実現するのは10年先まで見ていないとダメな気がしますが、結果が出るまで社長を続けるつもりなのでしょうか?

 

<回答>



これからの保有期間にもよりますが、今年度の評価パイプラインからはPMS関連のものは除外すべきと考えております。

メディシノバは今後もPMS治療薬の開発は続けるでしょうが、ALSとCovid-19起因ARDSを主要パイプラインとして投資判断を行うべき時期になりました。

BARDAとの塩素ガス吸入暴露起因ARDSおよびALIの治療薬の開発も話題性はありますが、将来売上高の小ささやからも、上記2つのパイプラインが主要開発品としてメディシノバの事業を動かしていくと考えております。

また、岩城社長がいつまで社長を続ける意思を持っているかは存じ上げません。

社長職を退いたとしても、会長職での在籍も考えられます。

そのため、岩城社長への期待でメディシノバ株を保有しているのであれば売却したほうが良いと思いますし、メディシノバの資産含む事業形態に対して投資をしているのであれば、それはまだ売却する時期ではないと私は思います。

ご存知かもしれませんが、ウォーレン・バフェット氏の格言に「愚か者でも経営できるビジネスに投資をしなさい。なぜなら、いつか必ず愚かな経営者が現れるからだ。」というものがあります。

岩城社長を愚か者とは言いませんが、メディシノバ株を長期保有している株主は、長年この格言の通りには投資を続けられていると思います。

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