<当記事は2020年04月26日にSKメルマガで配信されたコンテンツです。>
<当記事はSKブログへの転載ルール「同内容がメールマガジンで配信された日にちから10日以降」に基づき掲載されます。>
これまで、SKメルマガご購読の皆様からEメールにて沢山のご質問を頂戴致しました。
重複するご質問に対してはメルマガコンテンツとして詳細な情報を元に纏め上げ、ご購読の皆様へ配信してまいりました。
対して、個別への回答に関しては短文かつ簡潔に回答をさせて頂いております。
そしてこの度、一定数以上のご質問が集まったため、同内容をSKメルマガご購読の皆様と共有したいと存じます。
なお、ご質問の内容に関しては一部修正が施されている箇所もございます。
<質問:2020年4月16日>
コロナウイルスに感染してインターロイキン6と言う免疫の暴走で重症化になると言う記事を読みました。
イブジラストは免疫の暴走の抑制にはなりますが?
<回答>
いくつかの論文により、過剰免疫反応が急性呼吸器不全を引き起こす要因になり得る事実が発表されております。
そして免疫反応を引き起こす発端がインターロイキン6(IL-6)の分泌と認められております。
よって、「コロナウイルスに感染してインターロイキン6と言う免疫の暴走で重症化になる」という点につきまして、IL-6の暴走というよりは、「IL-6の過剰分泌による免疫反応の暴走」と捉えた方がより正確かと思われます。
そして、イブジラストは免疫反応の暴走に起因するIL-6を抑制致します。
当メルマガで発行した「 MN-166(イブジラスト)のARDS動物モデルスタディ(Med Sci Monit、2020; 26:e922281)の解説」においても記載致しましたが、イブジラストは著しくIL-6を抑制する結果も出ております。
以上より、イブジラストは免疫反応の暴走を抑制することにより、新型コロナウイルス感染による急性呼吸器不全(重症化)の治療薬となる可能性があります。
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