<投資家Q&A-061-1>メディシノバ『ARDS治験結果がMN-166のパイプライン価値に与える影響』

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<当記事は2020年05月06日にSKメルマガで配信されたコンテンツの一部です。>

<当記事はSKブログへの転載ルール「同内容がメールマガジンで配信された日にちから10日以降」に基づき掲載されます。>

 

アドホック配信 – <投資家Q&A-061>メディシノバ『ARDS治験結果がMN-166のパイプライン価値に与える影響 / イブジラストの話題性 / 特許取得IRと株価推移の関係』

これまで、SKメルマガご購読の皆様からEメールにて沢山のご質問を頂戴致しました。

重複するご質問に対してはメルマガコンテンツとして詳細な情報を元に纏め上げ、ご購読の皆様へ配信してまいりました。

対して、個別への回答に関しては短文かつ簡潔に回答をさせて頂いております。

そしてこの度、一定数以上のご質問が集まったため、同内容をSKメルマガご購読の皆様と共有したいと存じます。

なお、ご質問の内容に関しては一部修正が施されている箇所もございます。

 

<質問:2020年4月17日>

今回メディシノバがARDSに対する共同治験を発表しました。

株主として治験結果が気になる所ですが、仮に希望する結果が伴わなかった場合、ALSなど他のパイプラインの進行や導出交渉にも影響がでてくるのでしょうか?

是非ご教授頂きたいです。




<回答>

MN-166のARDS治験に対して、仮に同治験およびパイプラインの結果が求めるものに反して振るわなかった場合の、MN-166導出交渉に与える影響についてご質問を頂戴致しました。

現在、ARDSパイプラインがMN-166の導出交渉に与えている影響は、その大小に関わらず複雑化(導出交渉をより遅く)に寄与しています。

よって、同治験結果がネガティブであった場合、複雑化の要因が排除されることになるため、導出交渉に対して促進効果を与えることとなります。

しかし、そのためには一つだけ条件があります。

それは、MN-166のARDS以外のパイプラインにおいて類似するターゲットに対する作用機序が無いことです。

既出するMN-166のARDSに対する作用機序は、肺組織に対する、PDE4阻害、炎症性サイトカイン(TNF-a・IL-1β・IL-6・MCP-1)の抑制、ケモカイン(CXCR4・SDF-1・CXCR5・CXCL1)の抑制、およびアポトーシスの抑制、のいずれか、または全てが考えられております。

(当然かも知れませんが)作用機序自体は他のパイプラインと同様ですが、ターゲットが肺組織となっていることから、ARDS治験の結果が他のパイプラインの開発に与える影響は殆どないと考えられます。

よって、ARDS治験のネガティブな結果はMN-166の導出交渉の進捗に対してはポジティブ(進捗の促進化)に働くものと考えられます。

 

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