<当記事は2020年05月10日にSKメルマガで配信されたコンテンツの一部です。>
<当記事はSKブログへの転載ルール「同内容がメールマガジンで配信された日にちから10日以降」に基づき掲載されます。>
ルーティン配信 – <投資家Q&A-062>メディシノバ『グリア細胞の活性化 / Covid-19による血管へのダメージ / メディアによるイブジラストの無関心 / 進行型MSフェーズ3治験開始予定時期』
これまで、SKメルマガご購読の皆様からEメールにて沢山のご質問を頂戴致しました。
重複するご質問に対してはメルマガコンテンツとして詳細な情報を元に纏め上げ、ご購読の皆様へ配信してまいりました。
対して、個別への回答に関しては短文かつ簡潔に回答をさせて頂いております。
そしてこの度、一定数以上のご質問が集まったため、同内容をSKメルマガご購読の皆様と共有したいと存じます。
なお、ご質問の内容に関しては一部修正が施されている箇所もございます。
<質問:2020年5月3日>
MN-166ですが、ARDSの治療薬としてとても期待してます。
ただ日経新聞など、メディアは166をほとんど取り上げません。ノーベル賞の本庶教授もアクテムラをあげられていたように記憶してます。
これは何故でしょうか?個人的にはレムデジビルと166の組み合わせが1番良いのではと思っています。よろしくお願いします。
<回答>
ARDSに関してメディアがMN-166(イブジラスト)を取り上げない理由は推測ではございますが、最近のARDSとIL-6の関係性に対するいくつかの論述において主にアクテムラのみが取り上げられていることから、取り上げるかどうかの基準として薬効分類名での明確な定義の有無によるものではないかと思うようになりました。
例えば、アクテムラの医薬品情報では明確に「ヒト化抗ヒトIL-6レセプターモノクローナル抗体」と薬効分類名が定義されているのに対して、イブジラスト(ケタス)では「ホスホジエステラーゼ阻害剤, 脳血管障害・気管支喘息改善剤」と記載されており、基礎薬理作用においてもIL-6に関する記述はありまえん。
以上より、特に信憑性が求められる一般メディアでは、イブジラストを取り上げることを避けているのではないかと推測しています。
<医薬品情報>
・ケタス
https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00006152
・アクテムラ
https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00054586
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