<当記事は2020年05月15日にSKメルマガで配信されたコンテンツの一部です。>
<当記事はSKブログへの転載ルール「同内容がメールマガジンで配信された日にちから10日以降」に基づき掲載されます。>
これまで、SKメルマガご購読の皆様からEメールにて沢山のご質問を頂戴致しました。
重複するご質問に対してはメルマガコンテンツとして詳細な情報を元に纏め上げ、ご購読の皆様へ配信してまいりました。
対して、個別への回答に関しては短文かつ簡潔に回答をさせて頂いております。
そしてこの度、一定数以上のご質問が集まったため、同内容をSKメルマガご購読の皆様と共有したいと存じます。
なお、ご質問の内容に関しては一部修正が施されている箇所もございます。
<質問:2020年5月7日>
イェール大学と臨床治験を実施する旨のIRが出されてから1ヶ月が経過します。
当時メディシノバに対して、『どれくらいの期間を予定しているか』等の質問をしたところ『詳細が決まったらお知らせします』という回答がありました。
結局のところ本日現在までIRにて発表されておりませんが、治験は全く開始されていない状況なのでしょうか?または既に開始しており、最適な投与量を検証しているのでしょうか。
いずれにしても状況が全く掴めないまま1ヶ月経過しておりますがどのようなことが推測できるのでしょうか?宜しくお願い致します。
<回答>
イエール大学との共同治験の報告がなされてから一ヶ月が経った今、私は間もなく治験は開始されると考えております。
米国時間の5月6日にバイオアベイラビリティ治験に関するアップデートがなされ、イブジラストの投与法として錠剤とカプセルの検証が間もなく(予定では5月31日)完了すると修正されました。
新型コロナウイルス感染症によるARDSに対するイブジラストの投与量については同治験で検証していくと存じますが、その投与法に対してはバイオアベイラビリティ治験が多少絡んでいる可能性は捨てきれません。
結論として、当メルマガでも申し上げたとおり、エンロール開始日は5月8日頃を第一候補と考えておりますが、バイオアベイラビリティ治験の結果を仮りに待った場合、6月以降となる可能性も考えておく必要があると思います。
何にせよ、新型コロナウイルス感染症に伴う疾患治療薬の開発はFDAからのバックアップもあり迅速な進捗が期待できるため、情報がなかなか出てこずもどかしいとは思いますがジッと堪えて報告を待つのがよろしいかと思っております。
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