メディシノバ  2019年5月から続く下降トレンドの終焉に向けて(前編上:経営者リスク)

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<当記事は2020年03月04日にSKメルマガで配信されたコンテンツの一部になります。>

<当記事はSKブログへの転載ルール「3つ目の内容が配信された翌日以降」に基づき掲載されます。>

 

2019年5月以降、10ヶ月間程続いているメディシノバ株の下落がそろそろ終焉を向かえるのではないかと感じています。

その理由を、現在恒常的にメディシノバに関わっている4つのリスク(経営者リスク、事業進捗リスク、上場廃止リスク、財務リスク)から紐解いていこうと思います。

 

1.経営者リスク

SKブログでも過去何度か述べた通り、メディシノバの経営陣は開発能力やコスト削減能力には秀でているものの、残念ながら事業を前へ前へと推し進める能力には疑問を持たざるを得ません。

また、困難な状況に対するアプローチの取り方に対しても及第点を与えることは難しいです。

 

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2011年の初冬に行った元メディシノバ副社長の岡島様との一対一面談では、「売上規模で約4,000億円を期待している」と当時仰っていました。

そのパイプラインがフェーズ2治験で頓挫した際も、メディシノバ経営陣はIR資料による簡単な事実説明のみを提示したのみで、株主に対して今後の戦略を説明しようという気概は一切見受けられませんでした。

 

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そして現状、経営陣がそれを出来ているとは言えず、それを出来ていないことが恒常的にメディシノバの株価を下げる要因となっています。

さて、この様に株価下落に対して経営者リスクが働いていた訳ですが、一旦そのリスクは出し切ったように思います。

2019年5月に報じられたLevi & Korsinsky法律事務所からの「受託者責任違反の被調査」、2019年12月までの「MN-166導出交渉の未達成」、2020年2月の説明会における株主軽視と捉えられる「導出交渉の進捗の未解説」、そして耳を疑った同説明会における2020年度の上場継続に対する「ラッキーという発言」。

「導出交渉の頓挫」は可能性として考えられますが、「経営陣によるネガティブな事象は一旦出尽くしたため、経営者リスクによる株価下落は落ち着くだろう」というものが私の考えです。

 

当記事のご購入は、SKブログ記事2本分(前編上:経営者リスクおよび前編下:事業進捗リスク)に該当致します。

 

<調査銘柄の概要>
4875 : メディシノバ / MNOV : MediciNova
住所 : (日本支社)東京都港区西新橋1-11-5-5F / (本社)4275 Executive Square, Suite 300, La Jolla, California
電話番号 : 03-3519-5010 / 1-858-373-1500
HP : https://medicinova.jp / https://medicinova.com

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