<投資家Q&A-044>メディシノバ 現状に対する著者の見解(前編・上)

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メディシノバの現状に対する著者の見解についてご質問を頂きました。

また、質問事項が多岐に渡るため、前編(上下)、後編(上下)と計4回に分けて回答差し上げたいと思います。

 

<質問(一部抜粋・修正あり)>

① 貴殿は昨日のQ&A-040で治験が継続中である事に対し、【非常に残念】と述べられていますが、その真意をお聞かせください。(信頼感の喪失?or導出・提携の遅れ?)

 

② 上記《私心》で述べていますが、小生の【礎】は傾きつつあります。残された時間、はたまた全力で取組んできた身としては、辛いものがあります。

貴殿は現状並びに今後を踏まえても尚且つ、メディシノバに対する取組姿勢(ホールド)は変わらないのでしょうか?!

もし変わるとしたなら、どのような状況での判断となるのでしょうか?

 

<回答>

① 記事「<投資家Q&A-040>メディシノバ MN-166のバイオアベイラビリティ治験の遅延」において、私はMN-166のバイオアベイラビリティ治験がまだ進行中であることに対して非常に残念と述べました。

この真意は信頼感の喪失ではなく、導出交渉の遅れに繋がると考えているからです。

2017年10月26日に発表された進行型多発性硬化症を適当とするフェーズ2b治験結果「MN-166の進行型多発性硬化症を適応とするフェーズ2b臨床治験に関して2つの主要評価項目(プライマリーエンドポイント)達成のお知らせ」、2017年12月8日に発表されたALSを適当とするフェーズ2a治験結果「MN-166 の ALS を適応とする臨床治験に関するポジティブなトップラインデータについてのお知らせ」、そして、2018年3月29日に発表されたメタンフェタミン依存症を適当とするフェーズ2治験結果「MN-166のメタンフェタミン(覚醒剤)依存症を適応とするフェーズ2臨床治験結果のお知らせ」と、MN-166を対象とする治験結果が立て続けに発表された時期があります。

導出先となるパートナー候補は進行中の治験の結果を見極めてから本格的な交渉のテーブルにつくため、上記に対して岩城社長がその様に言及したことも踏まえると、(中間解析含む)結果が近々判明してくる現在進行中のバイオアベイラビリティ治験や、アルコール依存症を適応とする治験が遅延の理由として挙げられることは筋が通っています。

 

② 現状並びに今後を踏まえても、メディシノバに対する取組姿勢は変わりません。以前からお伝えしてきた通り、メディシノバを保有し続けます。

取組姿勢が変わるとしたら、株価が想定するメディシノバの価値を上回った場合や、メディシノバの主力とするパイプラインの開発が頓挫した時です。

しかし現状、株価はメディシノバの想定価値を下回っていますし、開発も頓挫していないため、メディシノバ株を売却する理由がありません。

 

<調査銘柄の概要>
4875 : メディシノバ / MNOV : MediciNova
住所 : (日本支社)東京都港区西新橋1-11-5-5F / (本社)4275 Executive Square, Suite 300, La Jolla, California
電話番号 : 03-3519-5010 / 1-858-373-1500
HP : https://medicinova.jp / https://medicinova.com

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