<投資家Q&A-054>メディシノバ コロナウイルス治療薬の開発 / クロス取引 / 株価下落

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<当記事は2020年03月26日にSKメルマガで配信されたコンテンツの全文になります。>

<当記事はSKブログへの転載ルール「同内容がメールマガジンで配信された日にちから10日以降」に基づき掲載されます。>

 

これまで、SKメルマガご購読の皆様からEメールにて沢山のご質問を頂戴致しました。

重複するご質問に対してはメルマガコンテンツとして詳細な情報を元に纏め上げ、ご購読の皆様へ配信してまいりました。

対して、個別への回答に関しては短文かつ簡潔に回答をさせて頂いております。

そしてこの度、一定数以上のご質問が集まったため、同内容をSKメルマガご購読の皆様と共有したいと存じます。

なお、ご質問の内容に関しては一部修正が施されている箇所もございます。

 

<質問:2020年3月6日>

なかなか苦しい株価に毎日憂鬱ですね。。

正直なところ心中覚悟で最後まで保有し続けるしかないと開き直っております。

現在、コロナウイルスが騒がれる中で、アンジェスが開発に動き出しましたが、対するメディシノバは開発する可能性はあるのでしょうか?肺繊維症では無理な話ですかね。。

なにか少しでも明るい話が見え隠れすればいいのですが期待しない方がいいのでしょうか?

 

<回答>

メディシノバがアンジェス同様コロナウイルス向けの治療薬を開発するとは私は思えません。

肺炎治療薬シクレソニドがコロナウイルスに効果をきたした兆候が見られたために、コロナウイルスを適応とする治療薬として始まった研究もありますが、これは同治療薬の作用に抗ウイルス作用が見受けられたためです。

しかし、メディシノバのMN-001、MN-166ならびにMN-221に抗ウイルス作用があることは、既に多くのデータを得ている状況下では考え難いことが理由です。

以上、簡単ではございますが私の意見とさせて頂きます。

 

<質問:2020年3月9日>

ここ数日間、大引け時に数万株単位のクロス取引があるように見受けられるのですが、こちらに関しては予想または予測することは可能でしょうか?

出来高からすると明らかに違和感のある注文数だと思います。

 

<回答>

クロス取引は個人・企業問わず決済することで有利に働くことが行動理由としてあります。

そして3月という今の時期を考えると、個人よりも企業によるクロス取引の方が可能性として高く、また、クロス取引の出来高が高いということもその可能性を高めることに繋がるのではないでしょうか。

また、なぜ企業(投資法人)がこの時期にクロス取引を行うかと言うと、四半期ごとの取引歴開示を行うためかと思われます。

この時期であれば下げた理由をコロナウイルスによるものとし、翌四半期の発射台を低くすることで見た目上の結果を良くすることが出来ます。

これをする意味があるかどうかは別として、投資法人の多くはこれを行います。

以上、ご確認の程よろしくお願いいたします。

 

<質問:2020年3月9日>

更に下げてますがこの環境では仕方ないのですか?

 

<回答>

現在の株式市場を取り巻く環境では、AIを駆使したファンドによる自動売買がボラティリティを高めています。

その結果、特にコロナショックのようなリスクに対しては機械的な売りが入り、どうしても過度な値下がりが生じてしまいます。

個人投資家としてはたまったもんでは無いと思いますが、売られたものはまた買い戻されることが常ですので、自体が収束していくとともに株価は安定していくと想定されます。

しかし、安定推移する株価水準は半年〜10ヶ月前に比べると低いことは否めません。

以上となります。

 

<質問:2020年3月12日>

メディシノバの下げ止まりませんね。

 

<回答>

仰る通り、なかなか止まりませんね。

買いが入らない状況はひと目で分かるものの、それ以外にここまで売られる理由がしっくり感じるものが見当たらない状況です。

信用買い残しかとも思いましたが、75万株とそもそもそこまでの量ではないですし、失望売りとも考えましたが、その理由は年末年始にかけて消化しているものと思っています。

そのため、コロナウイルスリスクによる投げ売り状態が続いているということで、これはセンチメントなことであるため、落ち着くまではただただ下げが続くのだろうと感じております。

とは言うものの、私はセンチメントを理由とする売買には否定的であり、また、センチメントにせよ今の株価での売却に対しては理解の範疇にありません。

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