<当記事は2020年11月4日にSKメルマガで配信されたコンテンツです。>
<当記事はSKブログへの転載ルール「同内容がメールマガジンで配信された日にちから10日以降」に基づき掲載されます。>
これまで、SKメルマガご購読の皆様からEメールにて沢山のご質問を頂戴致しました。
重複するご質問に対してはメルマガコンテンツとして詳細な情報を元に纏め上げ、ご購読の皆様へ配信してまいりました。
対して、個別への回答に関しては短文かつ簡潔に回答をさせて頂いております。
そしてこの度、一定数以上のご質問が集まったため、同内容をSKメルマガご購読の皆様と共有したいと存じます。
なお、ご質問の内容に関しては一部修正が施されている箇所もございます。
<質問:2020年10月15日>
早速で申し訳ありませんが、先般お答え頂いた【ブレインストームセルセラピューティクス(NASDAQ:BCLI)】の《ALS,MS》の開発に付き再度お答え頂きたく、お忙しい中誠に申し訳ありませんが、下記に付き何卒宜しくお願い致します。
質問事項
1)資金の方も10/14現在3310万$を保有し、11月末までにトップラインの結果が予想されるとの事。
開発スピードが尚一層早まった感がありますし、商業段階の事業体に向かう為経営陣に2名を迎え、マネジメントチームの拡大を図りました。
先般のお答えでは、《ALS開発については脅威ではあるが、事業全体では脅威に当たらない》との事でしたが、メディシノバは本当に太刀打ちできるのでしょうか?
2)メディシノバは交渉中とのコメントですが、本当にそうなのでしょうか?
そうであれば何故にこうまで交渉が長引くのでしょうか?
3)開発している事に付いての価値は認めますが、特許期間の事もあり、受入側として
は商業的価値を見出していないのでないのでしょうか?
4)ALSに関しては自社開発ですが、言葉は悪いですが他の治験は他力本願です。
これも進捗が遅れる大きな原因と思いますが如何でしょうか?
成果が出た場合の権利関係(金銭的も含め)はどうなるのでしょうか?
5)社長は<事業価値・株主価値の最大化を図る>とのコメントを発しておられます
が、小生は最近<研究者の名誉>と言う事が頭の片隅に芽生えています。
質問としては重複するかもしれませんが、本当にメディシノバは花咲かせる事が出来るのでしょうか?
<回答2>
2.導出交渉の長期化について
まず、創薬の導出交渉は物質特許化合物のもので約2年間が掛かると言われております。
この例は非臨床治験から導出交渉を始め、フェーズ1治験の有効な結果を得た場合の物質特許保有化合物の契約締結までの期間におけるものです。
よって、メディシノバのMN-166の様に物質特許未保有で非常に多くの用途特許保有パイプラインの導出にはやはりそれ以上の期間が要するものと想像されます。
メディシノバが初めて開示資料に導出の意向を示したのが2018年7月でありますから、それを基準に考えると2年2-3ヶ月が経過しており、突出して交渉が遅れていると言う訳では無いように感じます(岩城社長がこれまでに言及したいくつかのことに対しては投資家を混乱させたという意味でネガティブな立ち振舞だとは思います)。
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