<当記事は2021年2月17日にSKメルマガで配信されたコンテンツです。>
<当記事はSKブログへの転載ルール「同内容がメールマガジンで配信された日にちから10日以降」に基づき掲載されます。>
これまで、SKメルマガご購読の皆様からEメールにて沢山のご質問を頂戴致しました。
重複するご質問に対してはメルマガコンテンツとして詳細な情報を元に纏め上げ、ご購読の皆様へ配信してまいりました。
対して、個別への回答に関しては短文かつ簡潔に回答をさせて頂いております。
そしてこの度、一定数以上のご質問が集まったため、同内容をSKメルマガご購読の皆様と共有したいと存じます。
なお、ご質問の内容に関しては一部修正が施されている箇所もございます。
<質問:2021年1月21日>
日本国内リルゾール併用特許についての意味合い、株価への影響、今後の営業展開についてご見解をご教授お願い申し上げます。
<回答>
「日本における MN-166(イブジラスト)とリルゾール併用療法のALSを適応とする特許の取得」による意味合い、株価への影響、今後の営業展開についてご質問を頂戴致しました。
同特許取得の意味合いはグローバルな特許戦略の一環として取得したものであり、他の適応症の治療法においても同様の取り組み(特許申請)を行うため、特別な意味合いはありません。
株価への影響も特に無いと考えられ、これはメディシノバによる過去の特許取得時においても同様です。
唯一の例外は進行形多発性硬化症治療に対する特許でしたが、こちらは過去のメルマガ記事でも述べた通り特別なものであったため、例外と捉えた方が宜しいです。
最後に今後の営業展開について回答致します。
日本国内においてイブジラストといえば杏林製薬のケタスが広く認知され普及しています。
また、イブジラストの物質特許が切れたとは言え、杏林製薬は優先交渉権や販売ロイヤリティを得る権利をメディシノバから得ています。
さらにステイクホルダーによる同一地域における同一化合物の重複販売はタブーであることを考えると、MN-166のALSパイプラインの日本を対象とする導出契約に本件が絡んでくると予想されます。
これは進行形多発性硬化症が日本において多額の売上規模が見込めないことでも補完され、ALSパイプラインの日本を対象とする導出規模であれば杏林製薬でも導入可能です。
以上より、本特許によって、杏林製薬が今後大きく関わってくると思われ、それはおそらく現ALSフェーズ2b/3治験のプロトコル内容から日本での治験開始に伴う時点での行われると想定されます。
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