ファイザー コロナウイルスリスクによる不確実性に怯える

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<当記事は2020年03月01日にSKダイアリーで投稿されたコンテンツになります。>

 

2月28日にロイター通信で報じられた記事において、米大手製薬会社ファイザーがコロナウイルスリスクに対して残したコメントが印象に残りました。

コロナウイルスと言えば、本日3月1日に米国において初の死者を出したと報じられました。

こういった時こそ、製薬・創薬会社の研究開発に注目が集まるべきであり、特に甚大な開発力を持つ大手製薬会社には期待が掛かります。

 

Pfizer Comments

“The extent to which the coronavirus impacts our operations will depend on future developments, which are highly uncertain and cannot be predicted with confidence,”

「コロナウイルスが当社の事業に与える影響は、非常に不確実かつ予測困難であり、それは今後の展開次第による。」

〈引用:Pfizer warns of hit to financial results on continued coronavirus outbreak

 

製薬・創薬会社の医薬品産業は、製造業や小売業に比べてコロナウイルスの影響は小さいものの、全く影響が無い訳ではありません。

特に製薬企業では、医薬品の製造やサプライチェーンのフィールドにて影響が大きいです。

医薬品製造は工場で行うため、工場の稼働に制限が掛かってしまった場合、売るものが少なくなるため売上が縮小します。

また、サプライチェーンに影響が出るとリードタイムの削減や在庫管理の最適化、そしてそれによる売上の最大化が妨げられます。

2020年1月23日の一株あたり$40.71から、コロナショックの影響もあり2020年2月28日時点で同$33.42まで株価が下落しました。

今後のコロナウイルスの影響もあるでしょうが、同ウイルスに対する産業リスクが他に比べて低く、かつ、FRBの利下げ示唆もあることから、ファイザー株の下降トレンドはそろそろ落ち着くと思います。

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