<投資家Q&A-119-2>メディシノバ『MN-166の導出交渉に対する経営陣と株主に対する見解のギャップ』

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<当記事は2021年4月30日にSKメルマガで配信されたコンテンツです。>

 

<質問:2021年4月18日>

これ程ポテンシャル高いのに何故導出できないのでしょうか?

 

<回答>

MN-166のポテンシャルが高いにも関わらず導出交渉がまとまらないとのご質問を頂きました。

医薬品の導出交渉においてはポテンシャル(将来キャッシュフローの推定額)が大きく関わることはお分かりだとは思いますが、ポテンシャルを式【ポテンシャル = パイプラインの市場規模の合計】とした場合、やはりパイプラインの数が増えれば増えるほど交渉が複雑化していきます。

一つの化合物に対して一つのパイプラインを持つような医薬品であっても交渉に2年を要することはざらにあるため、MN-166のような導出交渉が複雑化しやすい化合物のその期間が2年を超えることは理解すべきことかと思います。

しかし、この様な可能性がある中、岩城社長がミスリードを伴うコメントをメディアで行ったことは事実であるため、株主が「導出が長らく遅延している」と考えるのは当然だと思います。

そのため、株主にとっては過去のミスリードコメントによる判断を一旦捨て去り、気持ちを切り替え、導出交渉が纏まっていくのは寧ろこれからと思っておく方が、メディシノバ株への投資として適切な判断が出来るのではないでしょうか。

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