<当記事は2020年03月04日にSKダイアリーで投稿されたコンテンツになります。>
記事「ファイザー コロナウイルスリスクによる不確実性に怯える」において、コロナウイルスがファイザーの事業に与える不確定要素について述べました。
しかし、さすがと言うべきか、ファイザーは早速コロナウイルスを抑制する可能性のある抗ウイルス性化合物を特定したというリリースが報じられました。
About PFIZER’s comment
“The company has recently completed a preliminary assessment of certain antiviral compounds that were previously in development and that inhibited the replication of coronaviruses similar to the one causing COVID-19 in cultured cells.”
「同社は開発中の抗ウイルス性化合物の予備評価を完了し、同化合物は培養細胞により生成されたコロナウイルス同等物を阻害しました。」
〈引用:Pfizer Provides Comment on COVID-19 White House Meeting〉
上記コメントはファイザーのドルステン最高科学責任者から発言された内容を纏めたものであり、3月2日にホワイトハウスで行われたトランプ大統領との製薬会社幹部の会合に出席した際のものです。
さらに、ファイザーは3月中に何らかの結果を得ることを期待しており、その結果が良好であれば、同社は年末までに人での臨床治験を開始できると述べています。
ファイザー同様にコロナウイルスを対象とする治験薬があります。そしてそれは、キリアドサイエンスの抗ウイルス剤のレムデシビルです。
ファイザーを先行しているキリアドサイエンスは中国のコロナウイルス感染者を対象とした臨床治験を既に実施しています。
それにより、キリアドサイエンスの株価は世界市場と反するように上昇しました。
2020年1月23日の一株あたり$40.71から下落した株価の復調のためにも、ファイザーはこの抗ウイルス性化合物の開発を早急に成功させたいはずです。
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