<当記事は2020年11月18日にSKメルマガで配信されたコンテンツです。>
<当記事はSKブログへの転載ルール「同内容がメールマガジンで配信された日にちから10日以降」に基づき掲載されます。>
これまで、SKメルマガご購読の皆様からEメールにて沢山のご質問を頂戴致しました。
重複するご質問に対してはメルマガコンテンツとして詳細な情報を元に纏め上げ、ご購読の皆様へ配信してまいりました。
対して、個別への回答に関しては短文かつ簡潔に回答をさせて頂いております。
そしてこの度、一定数以上のご質問が集まったため、同内容をSKメルマガご購読の皆様と共有したいと存じます。
なお、ご質問の内容に関しては一部修正が施されている箇所もございます。
<質問:2020年9月25日>
私を含め株主は、今年もこのまま上場廃止危機がやってくるのかと不安です。
東証への上場維持申請により維持が承認される可能性はあるものの、確約されたものではありません。
10月に申請するというタイミングもよくわかりません。
そもそも導出等による売上計上はもはや可能性はないのでしょうか。昨年末のIRではギリギリまで交渉したが、締結には至らずとアナウンスしていましたが、あれから9ケ月です。
会社や社長は一体何をしているのか、交渉してるのは嘘なのではないかと疑念ばかりおこります。
この会社は機能しているのでしょうか?
166の契約締結について成立していないのに、コロナに手だすなどやるべきことを間違っているのではないでしょうか。
会社はMSを捨てたのでしょうか。
<回答>
上場廃止懸念およびメディシノバのガバナンスについてご質問を頂戴致しました。
まず上場廃止懸念につきましてはジャスダック上場維持基準の観点より、間違いなく上場維持がなされるはずです。
また、10月に審査申請をすることは何も間違ったことではなく、翌期の上場維持に関する申請をする場合10月からその申請をすることが標準的です。
この理由はジャスダックの標準審査基準が2ヶ月間であること、さらに東証側が上場審査と上場決定を同じ年度で確定したいこと、そして本審査が翌期に関する審査であるからです。
よって10月に審査を申請することは既定路線であり、この点に関しましては当初の予定通りの申請であるとご理解下さい。
コーポレートガバナンスに関してはメディシノバの組織は結果がまだ出せていないだけで活動はしっかりとやっていると評価しています。
最大のターゲットであるMN-166の導出交渉締結につきましても交渉活動は行っていると信じられ、結果が出ないのは交渉相手が求める情報(バイオアベイラビリティやアルコール依存症治験の結果等)や状況(特許によるMN-166およびパイプラインの保護)が用意出来ておらず、それらを用意する作業に時間が掛かっているからと考えています。
しかしそれらも徐々に解決しており、少なくとも交渉は前進しているはずです。
Covid-19ワクチンの開発は初期導入であることからメディシノバにとって良い意味での青田買いだったと感じています。
不活化ワクチンなどの第一世代からベクターワクチンやRNAワクチンといった第二世代ワクチンへの本格的な切り替わり時期にベクター型のBC-PIVを入手したことは大変評価できます。
さらに共同開発とは言え、現時点での開発はバオイコモ社主導で行っているため権利導入に近い形であることから、同ワクチン開発に大きな時間が取られることもありません。
よって、MN-166の開発をないがしろにするリスクは無いことをご安心頂けると思います。
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