<当記事は2021年4月23日にSKメルマガで配信されたコンテンツです。>
これまで、SKメルマガご購読の皆様からEメールにて沢山のご質問を頂戴致しました。
重複するご質問に対してはメルマガコンテンツとして詳細な情報を元に纏め上げ、ご購読の皆様へ配信してまいりました。
対して、個別への回答に関しては短文かつ簡潔に回答をさせて頂いております。
そしてこの度、一定数以上のご質問が集まったため、同内容をSKメルマガご購読の皆様と共有したいと存じます。
なお、ご質問の内容に関しては一部修正が施されている箇所もございます。
<質問:2021年3月29日>
昨年、12月29日のIR「MN-166とインターフェロンbの併用療法」について、岩城社長は「併用療法は相乗効果があり、MN-166単独の場合と比較して、身体障碍のリスクをさらに低下させる可能性を示唆された。これは、MN-166の潜在的な価値を大幅に高めることができると考えています」とコメントしています。
私は、これでイヨイヨ「導出」の最終段階ではないかと考え、メディシノバ株をさらに購入し期待していますが、4月に入っても一向にそれらしき様子がありません。
私は、にわか株主ではなく、岩城さんに賛同してすでに7年間も待っていますが、岩城さんの「メディシノバも薬が出来たんだな~」とか「第4コーナーでゴールが見えてきました」などなど、調子のよいコメントを信じているのですが、もうそろそろ見切りをつける時期ではないかな~、導出など無理ではないかな~と考えるようになってきました。
以上について、先生のお考えを教えてください。
<回答>
私も–様と同じく7年程メディシノバと関わって来ており、特にMN-166のこれまでの臨床試験の結果に対しては非常に高い評価を与えることが出来ます。
株主の立場としてはメディシノバの価値の大部分を占める進行型多発性硬化症パイプラインの開発を迅速に進めて欲しいとは常々思ってはおりますが、資金が不足していることが現実であり、それ故に資金提供者との兼ね合いが必要であることも事実です。
資金難に陥っているそもそもの原因は20年間で積み上げた400億円にも上るキャッシュアウトによるものですが、その代わりに低価格にて株式を購入出来たと思っています。
我々メディシノバ株主は資金難によって低価格にて株式を購入するチャンスを得た見返りとして、資金難による研究開発が長期化するリスクを受け入れるべきです。
しかしそれがMN-166(またはMN-001)の効能に影響を与えることはないため、MN-166のポテンシャルに投資をしているのであれば導出交渉の遅れがメディシノバ株の売却理由にはなり得ません。
対して、岩城社長の経歴や実績、経営手腕に投資をしているのであれば、これまで言及してきたことを踏まえると十分に売却する理由になり得ます。
ご存知の通り、私は主にMN-166のポテンシャルに対して投資をしているため、導出交渉の遅れを理由に同社株を売却することはありません。
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