<投資家Q&A-098-2>メディシノバ『BC-PIVワクチンの導出可能性と導出額の推定』

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<当記事は2020年12月6日にSKメルマガで配信されたコンテンツです。>

<当記事はSKブログへの転載ルール「同内容がメールマガジンで配信された日にちから10日以降」に基づき掲載されます。>

 

これまで、SKメルマガご購読の皆様からEメールにて沢山のご質問を頂戴致しました。

重複するご質問に対してはメルマガコンテンツとして詳細な情報を元に纏め上げ、ご購読の皆様へ配信してまいりました。

対して、個別への回答に関しては短文かつ簡潔に回答をさせて頂いております。

そしてこの度、一定数以上のご質問が集まったため、同内容をSKメルマガご購読の皆様と共有したいと存じます。

なお、ご質問の内容に関しては一部修正が施されている箇所もございます。

 

<質問:2020年11月25日>

BCーPIVワクチン導出する可能性ありますか?

導出した場合の金額はどのくらいですか?

メディシノバの株価の影響はどのくらいありますか?

 

<回答>

BC-PIV/Sワクチンの導出についてご質問を頂戴しました。

まずその可能性は非常に高いと見込んでおります。

その主な理由はワクチンが病原体の存在に左右されることと、他社のワクチン開発が想定以上に早いことが上げられます。

BC-PIV/Sは他社のワクチンよりもより高い効果が期待されますが、他社のワクチンでも十分にパンデミックを終わらせることが出来ればBC-PIV/Sの優位性も損なわれます。

よって、メディシノバも同ワクチンの開発にスピード感を持って取組む必要があり、それを最大化するには導出が必須です。

参考までに日本のバイオベンチャーとしてCovid-19ワクチンを開発しているアンジェスと同様のスピード感では十分な利益確保は難しいと考えています。

スピード感として求めるのはファイザーやアストラゼネカなどのグローバル製薬企業が行っているそれです。

そして、ロイヤリティを含めない導出総額(契約一時金+マイルストーン)は数百億円規模と予想しています。

私はメディシノバは非臨床試験またはフェーズ1治験終了後に導出すると考えており、その場合の導出一時金の額は微小(数億円から十数億円)でしょう。

上記予想は前述した開発スピードを優先すべきであるという考えに基づき、そのためには導出額を犠牲にする必要があります。

補足としてメディシノバはフェーズ3などの大規模治験以降に導出することを事業上重要であると考えているようですが、同ワクチン開発に関してはその限りではないと思います。

以上まとめますと、同ワクチンの導出がされた場合、その導出先がグローバル製薬企業であることが予想されます。

また、導出総額が数百億円規模と想定されます。

MN-166の導出規模に比べるとBC-PIVワクチンのそれは極めて小さいですが、数百億円規模の導出は現在の同社時価総額に比べると非常に大きいです。

さらに導出先であるグローバル製薬企業の名前も相まって株価は大きく上昇すると予想されます。

その際の目標株価はざっくりですが、一株当たり1500円〜2000円は目指せると思います。

 

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