<投資家Q&A-117-1>メディシノバ『BARDAとの塩素ガス起因ARDS/ALI治療薬の売上規模の詳細』

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<当記事は2021年4月16日にSKメルマガで配信されたコンテンツです。>

<現在SKブログではSKメルマガで配信された内容のうち、Q&Aシリーズのみを一定期間後に掲載しています。>

 

これまで、SKメルマガご購読の皆様からEメールにて沢山のご質問を頂戴致しました。

重複するご質問に対してはメルマガコンテンツとして詳細な情報を元に纏め上げ、ご購読の皆様へ配信してまいりました。

対して、個別への回答に関しては短文かつ簡潔に回答をさせて頂いております。

そしてこの度、一定数以上のご質問が集まったため、同内容をSKメルマガご購読の皆様と共有したいと存じます。

なお、ご質問の内容に関しては一部修正が施されている箇所もございます。

 

<質問:2021年3月27日>

先日のBardaとの提携ですが、FDAまでの承認までいったとするとMN166はケミカル攻撃に対しての国家備蓄になると思いますが 塩素は拡散が簡単でありますし備蓄ボリュームも多いと個人的に思っています。

SK様はどれくらいのボリューム、そして医薬品の価格・価値とおもわれますでしょうか?

もうひとつお聞きしたいことがあります。

MN166ですが、製造しているのはキョーリンでしょうか?

前に有価証券報告書か何かで大正製薬が原料かなにかで出てきたと思われます。

そしてタブレットでも実際どこに製造委託されるのでしょう?

 

<回答>

塩素ガス吸入暴露に伴うARDS/ALI治療薬の備蓄量は明確な参考指標となる医薬品が無いためお答えし難いですが、ちょうど一年前にジェネンテック社がCovid-19肺炎治療薬として効果の有無がまだ不明なトシリズマブを国家備蓄として1万バイアル提供したこと、そして、塩素ガスは感染するものではないことからも1万人分(1バイラル=1人分と仮定)よりも少ない備蓄になると思います。

また、仮に備蓄量を1万人分とし、ARDS/ALI治療薬として7日間の投与(Covid-19起因のARDSフェーズ2治験を参考)と仮定した場合、その備蓄量に対する販売額合計はおおよそ13億円(1万人×700万円÷54週)です。

*MN-166は進行型多発性硬化症治療薬としての価格設定が絡むため、700万円はOcrevusの年間費用を参考値として用いています。

しかし、先程も申し上げた通り塩素ガスは感染症ではないため、トシリズマブよりも国家備蓄は少なくなると考えており、それは例え1/10でも不思議ではありません。

さらにMN-166の調達先は大正薬品でございます。

その他、メディシノバは有価証券報告書内でその他の委託製造業者の利用についても言及しております。

 

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