メディシノバが現在勤しんでいる導出契約の締結時期についてご質問を頂きました。
<質問>(抜粋)
今回の東証からのリリースにより、ジャスダック上場廃止懸念が大幅に後退しましたが、逆に株主としては年内の上場廃止回避の期限内に導出契約をまとめるのでは?と期待していた部分もあります。
現在のメディシノバの置かれている状況では、いつぐらいを目安に導出契約を結ぶと予想されますでしょうか?
変わらず年内に契約を目指しているのでしょうか?来年度?未定?お考えをご教授下さい。
まず具体的な導出契約の締結時期を予測することはほぼ不可能と明言した上でお答えさせて頂きます。
過去の記事「メディシノバ JASDAQ上場廃止リスクの大幅な低下」でも記載した通り、メディシノバの来年度の上場が廃止される可能性がほぼ無くなったことは事実です。
それ故にメディシノバの導出交渉に猶予ができ、導出時期を先延ばしするということも理屈的には考えられます。
しかし医薬品開発による収益化の構造を考えた場合、特にメディシノバの様なドラックリポジショニングによる開発を進めている会社にとって、1年の遅れが将来的に大きな機会損出を生み出します。
そのため、上場廃止猶予が少なくとも1年延長されたことが導出交渉に大きく影響することは無いと考えています。
また、メディシノバ経営陣も東京証券取引所のジャスダック上場廃止基準の改定を当てにした上で導出交渉を進めてきた訳でも無いと思います。
よって「<投資家Q&A-010>メディシノバ 上場維持または廃止および導出の有無に対する著者の見解」でも述べた通り、私は現時点でも2019年中に導出交渉がまとまると予測しています。
<調査銘柄の概要>
4875 : メディシノバ / MNOV : MediciNova
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